医療保険
医療保険
なんとなく加入してた妻の医療保険
私は3年ほど前に妻と結婚し、その際に自分の保険を自分なりに見直して妻の名義の医療保険を一口新規加入していました。
これは、私が妻を得たという充実感が背中を押したのもあったが、実のところ保険をよく理解しないまま、とりあえず妻だからと、妻の分の保険を新規加入したのです。
一口だから月額1200円程度で、手頃な料金だったのも判断に影響したのかもしれないです。
そのまま、保険のことなどすっかり忘れて気にしない時間が2年ほど過ぎました。
情けないことながら、その後に自分や妻の保険を見直すことはなく、時間だけが過ぎました。
そして1年前、妻は妊娠し、お腹に新たな命を宿していました。
妊娠生活も初めは順調で、つわりと戦いながら週を重ね、少しずつ存在が確かめられるようになりながら、妻も前向きに出産に向かって進んでいました。
しかし、妊娠5ヶ月くらいでアクシデントが起こります。
それまでは注意する程度だった切迫流産気味の妻の状態が急に進行し、結果、妊娠5ヶ月にして地元の大きな病院のMFICU(妊婦用の緊急治療室)に入院することとなったのです。
当時、私たち夫婦は恥ずかしながら十分に預貯金も無かったのです。
限度額適用認証の手続きが承認されてはいましたが、月に50万円を超える医療費には心配したものです。
正直、子どもを無事出産できたとして、その後の妊娠中に生えた体毛のレーザーでの脱毛の医療費がかかるかもしれないという心配がありました。
入院してからも症状はなかなか改善せず、もう少しで子宮口が開き、子どもが流れてしまう、そんなピリピリした状態が数ヶ月続いたのです。
結果的には、若干早めでしたが無事に出産することができ、特別その後の治療もありませんでしたが、出産直前の、妻の容態が安定してきて2人とも若干落ち着いてきた時に私は思い出したのです。そうだ、妻の分の保険を増やしたんだった、ということです。
保険を増やしたことを妻に特別話してなかったので、妻も驚いていましたが、その一口だけ加入していた保険の資料をすぐ集めて計算すると、もともと妻が自分で入っていた医療保険(こちらも一口程度です)と合わせると結構な金額になり、入院費を差し引いても大分黒字になるものでした。
この時、私は初めて保険の大切さを痛感したのです。極めて自分に都合の良い話でしたが、私は妻の保険を増やした時には、「どうせ何も(病気になる等保険を使うことは)ないだろうけど」という考えもありましたので加入していない状況も当然考えられたわけです。
いつ何が起こるか分からない、そうしたことを保険から教えてもらいました。
母のおかげで帝王切開の時に助かった話
1度保険の内容を見直した事があります。
以前は少し高めで内容の充実した保険に入っていたのですが、子供が生まれた事もありお金もかかってくるので、思い切って不要な部分は見直そうという事になりました。
その時に旦那の保険を充実させて、私自身の方は簡単なものに入りなおしました。
それから数年何事もなく過ごしていたんですが、2人目の出産を迎える事になりました。
1人目が出産予定日超過の難産で生まれた為、2人目は出産予定日前々日から入院をして促進剤の点滴で計画的に出産する予定でした。
ところが2日経っても生まれてくる様子がなく、1人目が難産だった事もあり、あと半日待って生まれなければ帝王切開での出産に切りかえましょうという事になりました。
翌日やはり出産の兆候がない為、帝王切開での出産が行われる事になりました。無事に生まれてきたのは本当に嬉しかったです。
まさかお腹を切る事になろうとは夢にも思っていませんでしたので、その時は保険の事など全く考えていなかったんです。
いざ退院という時に帝王切開での出産だと、通常の出産よりお金がかかるんだなと実感しました。
2人目だと入院していた病院では経産婦との事で、通常出産から4日の退院になるはずだったんですが、分娩に時間がかかったと事と帝王切開により入院が長引いた事で、結局12日の退院になりました。
退院してから、自宅で保険の事を色々調べてみたんですが、私に適応される保険をがんになった時のものに変更していたので、帝王切開では適用されないという事が分かりました。
そんな時に実家の母から連絡があり、母が私の為に掛けてくれていた保険があるとのことで、その保険が帝王切開でも適応されるかもしれないとの事でした。
母が保険会社に問い合わせをして調べてくれて、保険が適応される事になりました。結果として十数万円の保険金が下りたのでとても助かりました。
1人目が小学一年生になるので、ランドセルを買わなくてならず、適応された保険金で購入できて助かります。
私が学生時代から保険を掛けてくれていたおかげなので、母に心から感謝しました。
もうすぐ3人目の出産を控えています。
もちろんこの出産も帝王切開になりますので、保険の適応が可能です。
今回は事前に提出する診断書も準備済みなので、退院したら直ぐに保険が適応されそうです。
母が保険に入ってくれていなかったら、確定申告で医療費が戻ってきたとしても上限がありますので助かったと心から思える事はなかったなと思います。
本当に保険ってありがたいなと心から思っています。
3人目の出産も何の不安もなく迎えられ、正月には、豪華なおめでたいおせち料理を食べてお祝いできそうです。
医療費が無料でも、子供の保険は必要!
私の住んでいる市では中学3年生までの医療費は無料です。
ですから、医療に関わる子どもの保険は不要かとも思っていました。
しかし、子供が大きくなるとよそのお宅のものを壊したり、自転車で誰かとぶつかってけがをさせたり、という心配が出てきました。そこで、個人賠償責任保険がつけられる子ども保険に加入しました。
月々の支払いは1,000円程度です。
医療に関わる保険は使うことはないかと思っていたのですが、保険が役に立つ時がすぐにやってきました。小学生の息子が鎖骨を骨折したのです。自分自身が骨折をしたことがなかったので、イメージしていなかったのですが、骨折したことで思いがけない出費がたくさんありました。
小学生なので、普段はランドセルを使っていますが、鎖骨を固定しているためランドセルを背負えなくなりました。そこで、教科書類が入る大きめの手提げを購入しました。
また、手を高く上げられないため、普段着ている服が全く着られなくなりました。
腕を上げずに着るために、かなり伸びる服を探しましたが、なかなかみつかりません。
必死で探し回り、大人用のスポーツ用品店でようやく見つけました。
かなり高価でしたが、洗い替えも含めて数枚買わなければなりません。
更に、遠くの整形外科に数回通いましたし、学校の送り迎えもしましたので、ガソリン代は相当かかりました。おかげさまで加入していた保険から、保険金がおりました。
通院した日は1日あたり2,000円です。そして、骨折の場合は固定具を使用している日は通院の半分の保険金がおりる、ということで、息子の場合は21日間1日あたり1,000円いただくことができました。購入したものやガソリン代を合計すると20,000円以上かかってしまいましたが、保険がおりたおかげで、持ち出しはありませんでした。
骨折だけでも予想しない出費はたくさんありました。
これが入院が長期に渡る病気だったら、治療費以外の出費がどれだけあることでしょう。
例えば、子どもが複数いた場合、親が病院に付き添うとなると、ほかの子どもたちをどこかに預ける費用がかかるかもしれません。
また、母親が家にいないことで、外食をする、年始だと親戚を迎えるためおせち料理をまだ在庫のあるコンビニやネット通販で即取り寄せるなど、家事にかかわる費用も増えるかもしれません。
ケガや病気というのは治療費以外にもたくさんのお金がかかるものだとつくづく感じました。
これからは、そういった治療費以外の費用も含めて保険の額を考えていかなけばいけないな、と改めて感じました。